WITHMIA v1.0.9 — Businessの差別化とAI分析
Pro/Business/Enterpriseの違いを、フロントエンドではっきり見えるようにしました。Business以上だけのAI利用ダッシュボード、指標のCSV書き出し、プランバッジ、そしてBusinessでのAPIチャネル開放。
WITHMIAチーム
WITHMIA
注記(2026年7月): Business と Enterprise の各プランは、現在 Team と Max という名称です。価格は変わりません。
v1.0.8では、すべてのエンドポイントで制限の抜け穴をふさぎました。v1.0.9が取り組むのは次の課題です。フロントエンドにプランの違いがまったく見えていなかったという問題です。月額 $44.990 CLP を払っているBusinessのお客様に見えている画面は、$24.990 CLP のProとまったく同じでした。
課題:二択しかないフロントエンド
v1.0.8までのフロントエンドは、「サブスクリプションがある」(isPro = true)か「ない」(isPro = false)かしか区別していませんでした。Pro、Business、Enterpriseのユーザーを見た目で分けるものは何もなかったのです。
- サイドバーにプランのバッジがない
- 上位プラン専用の指標がない
- データの書き出しがない
- APIチャネルはランディングページで案内していたのに、
billing.phpのBusinessには入っていなかった
これは何を意味していたか
Businessプランがその価格に見合っていなかったということです。Proの倍を払っているお客様が、プラットフォーム上で目に見える価値を何も受け取っていませんでした。
解決策:ティアの判定と、プランで開くフィーチャー
planLevel:どのプランかを正確に判定する
二択の isPro を、4段階のしくみに置き換えました。
const planLevel = useMemo(() => {
if (isSuperAdminResolved) return 'enterprise';
if (!isPro) return 'free';
const name = (planInfo?.name || '').toLowerCase();
if (name.includes('enterprise')) return 'enterprise';
if (name.includes('business')) return 'business';
return 'pro';
}, [isSuperAdminResolved, isPro, planInfo?.name]);
const isBusinessPlus = planLevel === 'business' || planLevel === 'enterprise';
これで、どのコンポーネントも正確なティアに応じて機能を出し分けられます。
サイドバーのプランバッジ
Businessのユーザーには Building2 アイコン付きのバイオレットのバッジ、EnterpriseのユーザーにはCrown付きのパープルのバッジが、サイドバーのバージョン番号の隣に表示されます。ProとFreeのユーザーにバッジは出ません(プランがすでに自明なためです)。
AI利用ダッシュボード:Business以上限定
人工知能セクションは、BusinessとEnterpriseのユーザーにだけ表示されます。/api/subscription/usage を参照し、4枚のカードをリアルタイムで表示します。
| カード | 表示する内容 |
|---|---|
| AIメッセージ | 割合に応じて色が変わるプログレスバー(緑 → アンバー → 赤)と、上限までの残りメッセージ数 |
| 使用トークン | K単位の合計と、入力/出力の内訳 |
| AI推定コスト | 現在の請求期間について、USD建てで表示 |
| 超過分 | 使用したオーバーページパックとCLP建ての費用。超過がなければ「プラン内」と表示 |
プログレスバーの色
- 緑(
70%未満):通常の利用 - アンバー(
70〜90%):消費が多いという注意喚起 - 赤(
90%超):上限が近い
Pro向けのアップセル
ProのユーザーにAIセクションは表示されませんが、Crownアイコン付きのバナーが出て、Businessへの移行を案内します。高度な分析、トークンのトラッキング、推定コスト、CSV書き出しが使えるようになります。
指標のCSV書き出し
Business以上のユーザーは、**「CSVを書き出す」**ボタン(バイオレット)を押すだけで、ダッシュボードのすべての指標を書き出せます。ファイルに含まれるのは次のとおりです。
- 全体サマリー: 会話の合計/未対応/解決済み、メッセージ数、平均応答時間
- AI利用: 使用メッセージ数と上限、割合、入力/出力トークン、USD建ての推定コスト
- 売上: 総収益、注文数、コンバージョン率
- 上位10件の連絡先(メッセージ量順)
ボタンはプランによって次のように変わります。
- Business以上 → 「CSVを書き出す」バイオレットのボタンが機能する
- Pro → 鍵アイコン付きのグレーの「書き出す」表示
- Free → 非表示
BusinessでAPIチャネルを開放
食い違いが見つかりました。ランディングページもSubscriptionPageもBusinessについて「全チャネル + API」とうたっていたのに、billing.php のBusinessプランのチャネル配列に 'api' が入っていなかったのです。
// 変更前
'business' => ['whatsapp', 'instagram', 'facebook', 'email', 'web'],
// 変更後
'business' => ['whatsapp', 'instagram', 'facebook', 'email', 'web', 'api'],
PlanEnforcementService.canUseChannel() は、BusinessとEnterpriseにAPIアクセスを許可するようになりました。
Enterpriseプランの監査
Enterpriseプラン(月額 $149.990 CLP)を、システムのすべての層にわたって監査しました。
✅ 整合が取れている(95%)
- billing.php: 月額 $149.990 CLP、AIメッセージ25,000件、メンバー10名込み、ドキュメント/ワークフロー無制限、AIモデル5種
- PlanEnforcementService:
-1(無制限)の値が、ドキュメントとワークフローで正しく機能する - AiUsageService: GPT-4o + Claude Sonnet のスマートモデルルーティング、超過課金が有効
- フロントエンド:
planLevel='enterprise'、パープルのバッジ、isBusinessPlusにEnterpriseが含まれる - SubscriptionPage + Pricing.tsx: 価格は正しく、機能を8点掲載、CTAは「営業に問い合わせる」
🔄 ロードマップ上の未実装(2026年 Q2〜Q3)
以下の項目はランディング/サブスクリプション画面に書かれていますが、機能としてはまだ実装されていません。
- AIモデルのファインチューニング
- カスタムチャネル(現状は6チャネルのハードコードのみ)
- 専任CSM(ラベルだけで、割り当てのワークフローがない)
- APIキー管理のUI
- SLAのモニタリングとステータスページ
これらは設定のミスではなく、これから作る開発項目です。今後のスプリントで実装します。
技術的なまとめ
変更したファイル
バックエンド:
config/billing.php— Businessのチャネル配列に'api'を追加
APPのフロントエンド:
resources/js/pages/MainDashboard.tsx—planLevelの判定、isBusinessPlus、プランバッジ、MetricsDashboardへのplanLevelプロップ、バージョン1.0.9resources/js/components/MetricsDashboard.tsx—AiUsageDataインターフェース、aiUsageとexportingCsvのステート、/api/subscription/usageのフェッチ、handleExportCsv関数、プランで制御する書き出しボタン、「人工知能」セクション(カード4枚)、Pro向けアップセルバナー
ランディングページ(WEBPAGE):
- v1.0.9のブログ記事
- DocumentationPage.tsx — v1.0.9のチェンジログ
v1.0.9は、Businessプランを「目に見えないアップグレード」から、専用の指標・データ書き出し・AI消費の可視化を備えたはっきり違う体験へと変えます。Enterpriseプランも監査を終え、設定の95%が正しい状態で販売できるようになりました。
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